疲労編 No.5

疲労の原因は1つではない

疲労には「これだけ」がありません

疲れていると、
私たちはつい原因を一つ探そうとします。
「睡眠不足だからかな」
「年齢のせいかな」
「仕事が忙しいからかな」
もちろん、それらも関係しているかもしれません。
しかし実際には、
疲労は一つの原因だけで起こることは少なく、
複数の要因が重なっていることがほとんどです。

疲労は結果として現れる

例えば、
熱が出た時。
原因は一つではありません。
風邪かもしれない。
インフルエンザかもしれない。
肺炎かもしれない。
熱は結果です。
疲労も同じです。
疲労は原因ではなく、
体のどこかで起きている問題の結果として現れることが多いのです。

血糖の乱れ

疲労の原因として非常に多いのが血糖の乱れです。
食後に眠くなる。
甘いものが欲しくなる。
夕方になると集中力が切れる。
こうした状態が続くと、
体はエネルギーを安定して作れなくなります。
すると、
疲れやすさやだるさにつながります。

睡眠の問題

睡眠時間は確保しているのに疲れが取れない。
そんな場合は、
「寝る時間」ではなく
「回復の質」
に問題があるかもしれません。
睡眠は体を修理する大切な時間です。
この時間がうまく機能しないと、
疲労は少しずつ蓄積していきます。

栄養不足

私たちの体は食べたものから作られています。
そして、
エネルギーを作るためには、
糖質や脂質だけでなく、
ビタミンやミネラルも必要です。
材料が不足すれば、
ミトコンドリアは十分に働くことができません。
結果として、
疲れやすい体になってしまいます。

ストレスと自律神経

人間は強いストレスを感じると、
体を守るために緊張状態になります。
短期間なら問題ありません。
しかし、
緊張状態が長く続くと、
体は休むことが苦手になります。
眠れない。
力が抜けない。
常に気を張っている。
そんな状態では、
回復する力も低下してしまいます。

腸や内臓の問題

意外かもしれませんが、
腸の状態も疲労に関係しています。
どれだけ良い食事をしても、
消化吸収がうまくできなければ、
必要な栄養は体に届きません。
また、
慢性的な炎症や内臓への負担も、
エネルギー不足の原因になります。

だから「これだけ」で改善しない

疲労改善の情報を見ると、
睡眠だけ。
運動だけ。
サプリだけ。
というものもあります。
しかし、
疲労の原因が複数ある場合、
一つだけ改善しても十分な効果が出ないことがあります。
だからこそ、
自分の体で何が起きているのかを知ることが大切です。

まずは原因を知ることから

疲労は意志の弱さではありません。
そして、
年齢だけの問題でもありません。
体の不調には理由があります。
疲労というサインの背景に、
どんな要因が隠れているのか。
それを知ることが、
健幸への第一歩になります。