血糖編 No.5

血糖とエネルギー不足

疲れているのに、なぜ甘いものが欲しくなるのでしょうか?

疲れた時、
甘いものが欲しくなる。
食後に眠くなる。
夕方になると集中力が切れる。
そんな経験はありませんか?
多くの人は、
「疲れているから甘いものが欲しい」
と思っています。
もちろん間違いではありません。
しかし実際には、
血糖とエネルギー不足が深く関係していることがあります。

血糖はエネルギー源の一つ

私たちの体は、
食事から摂った糖を利用してエネルギーを作っています。
そのため血糖は、
体を動かすための大切な燃料です。
脳も筋肉も内臓も、
エネルギーなしでは働くことができません。
しかし、
大切なのは血糖の量ではなく、
安定して供給されることです。

血糖が急激に下がるとどうなる?

食事やお菓子によって血糖が急上昇すると、
体はインスリンを分泌して血糖を下げようとします。
その結果、
必要以上に血糖が下がってしまうことがあります。
すると脳は、
「エネルギーが足りない!」
と感じ始めます。
その時に現れやすいのが、

  • 眠気
  • 集中力低下
  • イライラ
  • だるさ
  • 甘いものへの欲求

です。
つまり、
エネルギー不足のサインなのです。

血糖があるのにエネルギー不足?

ここで不思議なことがあります。
血液の中には糖があるのに、
なぜエネルギー不足になるのでしょうか?
それは、
糖があることと、
糖を使えることは別だからです。
例えば、
車の中にガソリンがあっても、
車のエンジンが動かなければ走れません。
体も同じです。
糖を細胞へ運ぶ仕組み。
糖をエネルギーへ変える仕組み。
これらがうまく働かなければ、
エネルギー不足は起こります。

血糖の乱れが疲労を作る

血糖が安定している時、
体は一定のエネルギーを使い続けることができます。
しかし、
血糖が大きく上下すると、
エネルギーも不安定になります。
すると、
元気な時間と
エネルギー切れの時間を繰り返すようになります。
例えば、
朝は元気。
昼食後に眠い。
夕方にお菓子が欲しい。
夜になるとまた少し元気。
こうした状態は、
血糖の乱れが関係していることがあります。

本当の問題は「糖不足」ではない

疲れた時、
甘いものを食べると少し楽になります。
しかし、
それは根本解決ではありません。
一時的に血糖が上がっただけだからです。
本当に大切なのは、
常に糖を補給することではなく、
安定してエネルギーを作れる体を育てることです。

エネルギーを作るために必要なもの

体がエネルギーを作るためには、
糖だけでは足りません。

  • タンパク質
  • 脂質
  • ビタミンB群
  • マグネシウム

などの栄養素も必要になります。
また、
ミトコンドリアという体の発電所がしっかり働くことも大切です。
つまり、
疲労改善は糖を摂ることではなく、
エネルギーを作れる体を整えることなのです。

今日からできること

もし、

  • 食後に眠くなる
  • 夕方になると集中力が切れる
  • 甘いものがやめられない
  • 疲れやすい

という状態があるなら、
血糖とエネルギー不足の関係を疑ってみてください。
体には理由があります。
疲労も、
甘いものへの欲求も、
あなたの意志の弱さではなく、
体からのサインかもしれません。
まずは血糖を安定させることから始めてみましょう。