血糖編 No.4

甘いものがやめられない理由

あなたの意志が弱いわけではありません

「甘いものをやめたいのにやめられない」
「夕方になるとお菓子が欲しくなる」
「疲れると甘いものに手が伸びる」
そんな経験はありませんか?
そして、
「自分は意志が弱いんだ」
と思ってしまうことはないでしょうか。
でも実は、
甘いものが欲しくなる背景には体の仕組みが関係していることがあります。
まずはその仕組みを見ていきましょう。

脳は糖が大好き

私たちの脳は大量のエネルギーを使っています。
そのため、
エネルギー不足を感じると、
素早く使えるエネルギーを求めます。
その代表が糖です。
甘いものを食べると、
すぐに血糖が上がり、
脳は一時的に満足感を得ます。
だから疲れた時ほど、
チョコレートやお菓子が魅力的に感じるのです。

甘いものが欲しくなる本当の理由

甘いものが欲しくなる理由は一つではありません。
しかし多くの場合、
体がエネルギー不足を感じていることが関係しています。
例えば、

  • 朝食を抜く
  • 昼食が少ない
  • 忙しくて食事が不規則
  • 睡眠不足
  • 慢性的なストレス

こうした状態が続くと、
体はエネルギー不足になりやすくなります。
すると脳は、
「すぐに使える糖を補給して!」
という指令を出します。
その結果、
甘いものが欲しくなるのです。

血糖スパイクの落とし穴

実は、
甘いものは一時的には楽になります。
食べた直後は血糖が上がり、
元気になったように感じます。
しかし、
その後に血糖が急激に下がることがあります。
すると再びエネルギー不足を感じ、
また甘いものが欲しくなります。
つまり、
甘いもの↓血糖上昇↓血糖低下↓甘いものが欲しくなる
というループが起こることがあります。

疲れている人ほど欲しくなる

甘いもの好きな人を見ると、
「甘党なんだな」
で終わりがちです。
しかし実際には、
疲れている人ほど甘いものを求めやすい傾向があります。
なぜなら、
体がエネルギー不足を補おうとしているからです。
つまり、
甘いものの問題ではなく、
疲労やエネルギー不足の問題であることも少なくありません。

ストレスも関係している

ストレスを感じると、
私たちの体は多くのエネルギーを消費します。
さらに、
脳は安心感や快感を求めるようになります。
甘いものを食べると、
一時的に気分が楽になるため、
ストレスが強い時ほど欲しくなりやすいのです。
だから、
ストレスが多い時ほど
「甘いものを我慢する」
だけではうまくいかないことがあります。

我慢だけでは続かない

甘いものをやめようと思って、
ひたすら我慢する。
これを繰り返した経験がある人もいるかもしれません。
しかし、
体がエネルギー不足を感じている状態では、
我慢だけで解決するのは難しいものです。
本当に必要なのは、
体が安定してエネルギーを作れる状態を目指すことです。

今日からできること

もし甘いものがやめられないなら、
まずは自分を責めるのをやめてみてください。
そして、

  • 食事を抜いていないか
  • タンパク質をしっかり摂れているか
  • 睡眠不足ではないか
  • 疲労が溜まっていないか

を振り返ってみましょう。
甘いものへの欲求は、
意志の弱さではなく、
体からのサインかもしれません。
体には理由があります。
その理由を知ることが、
無理なく食習慣を変える第一歩になります。